排便管理とは?
わたしが親として日々おこなっていることと、息子が自分でおこなっていることをお伝えします。
二分脊椎症のこどもは、排便をつかさどる神経が痛んでいるので、排便を自分ですることが難しいこともあります。 自分で便意を感じられない場合もあります。 そのために、日々の対応が重要になります。
排便はどうすればいい?
普通に食事はできますので、排便することはとても大切ですし、しなければいけません。
便意は感じないことが多いので、特に小さいこどものうちは自分で排便をすることは難しいです。便は固く、便秘のことが多いのです。いわゆる慢性便秘という状態です。便秘と下痢を繰り返しているという場合もあります。
排便の方法
二分脊椎症の場合は、排尿管理が必要なことがほとんどです。そのために、尿漏れや便を受けるために、紙おむつや尿取りパッドをすることが多いです。
うちの息子の場合は、毎日浣腸をした後に、摘便をしています。 便秘ぎみなので、マグミットの量を、ゆるくなったら少なくし、固くなったら多くするなどして、調整して与えてます。 浣腸の数は、大きくなるにつれて多くなりました。 小学校高学年になったら、量が増えるかもしれません。
排便管理の担当科
排尿も合わせた排泄については、泌尿器科で診ていただくことになります。 二分脊椎症のこどもは、他に水頭症の管理があるので、それは脳神経外科になります。 他には、足の問題は整形外科、リハビリ科、実際にリハビリを行う場合は理学療法や作業療法、眼の問題がある場合は眼科、全体的な経過管理を小児科で診ていただくなど、非常に多くの科の連携をすることが大事です。
おすすめの紙おむつ
小学校一年生で約20キロの息子は、まだ子供用の紙おむつを使用できています。 でも、サイズはギリギリという感じではあります。 実際に使っているのは下記のふたつです。 紙おむつは長年いろいろなメーカーを使いましたが、大きくなると選択肢は少なくなります。おむつをしている子が少なくなるので当然ですね"(-""-)"
テープタイプのおススメ
うちの息子は、普段装具をしているので、穿かせるのと脱がせることが大変なので、テープタイプを長年使っていました。 この大きさになると、テープは「グーン」だけです。グーンテープのまっさらさら通気のビッグサイズ(12キロから20キロ)を使っています。 テープは普通、小さい子向けに作っているものなので、他のメーカーではテープは小さいサイズしかありません。 それに近くの薬局などにも売っていないので、インターネットサイトで買うことをおススメします。
これは、個人的感想になってしまうのですが、肌ざわりはいいほうではないと感じました。 そのために、肌が弱い息子が少し心配だったので、ムーニーのパンツタイプと併用していました。 また、グーンテープのまっさらさら通気には、少しお高くて少しだけ肌触りのいい、マシュマロ仕立てというものもあります。 かぶれにくとひとつ上の気持ちよさを追求しているみたいです。 気になる方はそちらにされてもいいと思います。 実際に使いましたが、1パックに入っている数が少なかったので、少し手触りはよかったですが、あまり違いを感じなかったので、まっさらさら通気のほうを使っています。
まっさらさら通気がこれ以上小さくなってしまったら、同じグーンのスーパーBIGを使おうと思っています。テープを出していただけるのはありがたいです。
パンツタイプのおススメ
今、息子が大きくなって、「マミーポコ」のビッグより大きいサイズ(13キロから28キロ)にしました。 マミーポコはお安いので肌触りはどうかな?と思っていましたが、ディズニーのイラストでかわいいし、まだサイズも少し余裕があり、肌触りもよかったです。
また、自分で導尿を便器で行うことになると、パンツのようにモモ下まで下せるように、パンツタイプのほうが都合がよくなりました。 テープの場合は、全部取らないと、濡らしてしまい、後で穿くときに面倒です。でも、学校のとき以外は親が導尿をしており、浣腸や摘便時にもテープのほうが便利なので、パンツと併用しています。
紙おむつの調達と費用
紙おむつは、日々使うものなので調達方法と費用は気になるところです。 紙おむつの調達や費用は、自治体によって方法と負担額に違いがあります。 私の住んでいる自治体では、以下のパターンでした。